【犬吠埼一介のホームページ】絶頂催眠 ～砂時計の魔術にイカされる～

◆絶頂催眠 ～砂時計の魔術にイカされる～

数ある催眠音声の中でも特殊な立ち位置にあるのは、『気の強い女の子が催眠術に掛かったところを楽しむ』音声作品であるところ。

リスナーへの催眠効果は一切なく、催眠術で失神や絶頂を強制させられる女の子の様子をイメージしながら――ご自由に。

『砂時計の魔術』というキーワードがあるけれど、この辺は雰囲気アイテム。催眠導入もあっさりしたものになっていて、手を叩いたり笛を吹いたりすることで女の子に催眠命令を下せる内容。

イクか、イクのを我慢させられて悶えるか、それとも大爆笑か。

自分の意思とは関係なく体の反応を操られる催眠術から逃れるため、最後には自分からキスを。

するとそれまで溜めに溜めた快感が一気に押し寄せて白目絶頂に達してしまう――そんな女の子の様子を楽しみましょう。

・視聴スタイル

リスナーが催眠に掛かるわけではないので、かなり自由に。あくまで鑑賞者でしかないので何も指示されるところはありません。

・射精回数

無し。

最後のMAXチャージの快楽が押し寄せてくるという展開に合わせて頑張ることはできるかもしれないけど、初聴でそれをするのは至難の業かと。

・収録時間

約20分

◆喘ぎ声や笑い声を聴きたい人向き

催眠に掛けられた女の子の様子を楽しむ音声作品というコンセプトが面白い作品。

『砂時計の魔術』とはなんぞや？　意思と魂をどろどろに蕩けさせる……ジャケットを見る限りに強気女性の人格を無視した責め苦が繰り広げられそうだ……とストーリーや設定を期待すると、ちょっと肩透かしになるかな。

強気女性が普段尻に敷いている「アイツ」がこっそり催眠術師に依頼し、仕返しするストーリー。

ただ強気女性がどれくらい強気なのか、その辺の描写があまりないので想像力補完必須。もう一つ先に言っちゃうけど『砂時計の魔術』についても説明不足だし、不要な設定だったんじゃないかなと。

ともかくも催眠術師の強引なキスにより催眠導入が完了すると、その後は指を鳴らすと失神し、手を叩くと意識を取り戻し、もしくは絶頂し、笛を吹くと絶頂できずに快感に悶えるという反応を強制させられるようになる。

終盤にはさらに大爆笑を強制されるのも加わるので、女性のそれらの反応を眺めていたい人には良いかも。

◆過激さはほどほど

強気女性に日々虐げられている「アイツ」のリベンジストーリーと捉えつつ、強気女性の心折りを期待しちゃうところ。

正直そんなに喘ぎ声や絶頂感が過激に表現されているわけではないけれど、作者さんがやろうとしていることは容易に想像が付く内容だと思うので、物足りないところは想像力補完をしてあげると良いのかなと。

催眠術で人格を踏みにじられ、矯正されてしまった強気女性と「アイツ」の今後がどうなるかなど、その辺も想像の余地があるんじゃないかなと。

ただ今サークルさんは

　くすぐりミューティレーション!?

【　レビューはこちら　】

のように「くすぐり」には一家言ある作品作りをされているので、くすぐり爆笑シーンは文句ない出来映えだったなと。

う～ん……あんまりストーリー背景は作中で語らない主義なのかな。

◆まとめ

「催眠音声」っちゃ催眠音声だけど、リスナーが催眠に掛かるわけでもないのでその辺だけは注意で。

そこを踏まえた上なら面白いコンセプトの同人音声だなと聴けるかなと。

せっかくなので催眠術で幼児退行や性転換などなどの催眠音声のジャンルにあるような催眠術を披露してみたりしたら面白かったのかなと思ったりもしましたねん。

発展が期待できる作品だったなと。

絶頂催眠 ～砂時計の魔術にイカされる～