【Project E.L.C】 いつもと違う春

◆いつもと違う春

耳掻き屋を訪れると、そこで働いていたのは大学生の妹の萌里。

兄妹が耳掻き屋で出会ってしまうのは流石に気まずかったけれど、とある目的があってお金を貯めている萌里は店のノルマ達成のためにもと言うことで強引に兄（リスナー）を膝枕に乗せると耳掻きを始めてくれるのだった。

なんだかんだとブラコン全開の可愛い妹と、まるで風俗店で出会ってしまったかのようなドキドキ感を楽しみながらの耳掻き風景。

中盤からは兄妹の家庭事情に触れて、やがての驚きの結末へ。

初聴では中盤以降展開が気になって眠れないかもしれないけれど、二度目以降は安心して寝れるようになるんじゃないかなっていうエピソード付きの耳掻き作品。

◆こんな妹が欲しかったんだ！

こんな妹が欲しかったんだ！

こんな妹が欲しかったんだ！

キャラクターとしても！　妹ボイスとしても！

……ということで妹萌えで悶えそうになった一作。

もちろん声質への好みはそれぞれなのだけど、お兄ちゃんのことが本当は好きで好きで仕方無いブラコンの妹キャラは誰しも憧れちゃうんじゃないかな！

そんな可愛い妹と遭遇したのは耳掻き屋さん。

タイトルジャケットの通りに、ベッドがメインの狭い一室に二人きり。

耳掻き専門店って一応はリラクゼーションを謳っているけど、JKリフレに近しい半風俗店であるのは暗黙の了解事項。

ちょっとエッチな雰囲気讃える耳掻き屋さんでブラコン妹の膝枕で耳掻きリラックスをどうぞ！

◆「私は絶対に幸せを勝ち取るんだ！」

「ブラコンの妹」と何回も書いてきてなんだけど、コンプレックス的な依存関係を描写してばかりなのかというと、今作はそうでもない。

タイトル「いつもと違う春」に込められた意味合いについては視聴後に「なるほどなぁ」と思ってもらえるはず。

「私は絶対に幸せを勝ち取るんだ！」と語る妹の萌里、ただただ大好きな兄の手を離さずにいる駄々っ子さではなく、自立と先々への見通しを持っての宣言。

中盤くらいから話がちょっと重くなり、そして驚き（？）の結末を迎えさせて下さりまする。

さてさて、そんな今作のエピソード面は耳掻き音の合間合間に語られて進行していくスタイル。

全編で約１時間２０分、「おまけ」としてボイスのみのバージョンも収録されていてそちらが約２０分なので１時間まるっと耳掻き音。

エピソードが気になるので初聴は落ち着かなかったりするかもしれないけど、二度目以降はのんびり耳掻き音に癒やされてみてくだされ。

◆まとめ

「葉知見萌里シリーズ」ということでエピソードが展開しているので、萌里ちゃんとラブラブしたいならシリーズを追いかけてみるのが吉。

今作エピソードのまとまりの良さ的に蛇足なんじゃないのかと邪推してしまってるんだが、そんなこと無さそうなご評判。

値段も安いので追いかけてみます(´д｀)

いつもと違う春